2004/07/17 New York 「鋼材という無機質な素材で遠近法を構成し、その中に自転車という機械を置き、なんとなく中性的な感じがする男女を唯一の有機的なモノとして配置しています。青空も綺麗です。構図がしっかりしているので気持ちよく鑑賞できます。黒人の男性がタバコでも吸っていれば、タバコのポスターに使えそうですね」とのことでした。なるほど、見るべきものがある、というのは、とっても大切なことなんだと、改めて認識しました。もちろん、私にとってはどの写真にも私なりの見るべきものがあって、惹かれるものがあったから、撮っているのですが、それが、客観的に鑑賞に値するのかどうかを、感動をそのまま撮るのではなく、一歩引いて考えて構図を決めるということが大切なのですねぇ、、、吉野でご一緒した方にも、同じことを言っていただいて、その時も、深く深く頷いたのでした。それだけ、大切なことなんですねぇ、なるほどなぁ。